人権擁護委員は、「人権擁護委員法」に基づいて法務大臣から委嘱されます。委員は地域の皆さんから人権相談を受け、問題解決のお手伝いをしたり、法務局の職員と協力して人権侵害による被害者の救済をしたり、地域の皆さんが人権について関心を持ってもらえるような啓発活動を行なっています。
この制度は、さまざまな分野の人たちが、地域の中で人権思想を広め、人権が侵害されないように配慮して、人権を擁護していくことが望ましいという考えから設けられたもので、諸外国にも例を見ないものです。
●渋谷区人権擁護委員会
設立日:昭和37年11月1日
所属人数:12名(弁護士6名・民生児童委員2名・教育や地域関係者等4名)
活動内容:中学生人権作文コンテスト、「人権の花」運動、子どもたちの人権メッセージ、人権教室、人権相談、くみんの広場での人権啓発活動など。
活動・事業内容
●令和3年度の活動状況
〇中学生人権作文コンテスト
区立中学校8校と私立中学校1校が参加し、1,000点を超える作品が応募されました。
応募作品は委員がすべて読み、特に優秀な4点が区代表作品として選ばれました。4名の生徒さんには、渋谷区長奨励賞を授与します。
〇「人権の花」運動
幡代小学校と上原小学校の生徒さんが、ジニア・ひまわり・センニチコウを栽培しました。
〇人権メッセージ
神宮前小学校5年生が参加しました。コロナの影響により発表会は中止となりましたが、代表作品はメッセージ集(DVD)に収録され、児童には渋谷区長奨励賞を授与します。
〇人権教室
常磐松小学校の1~3年生74名、4~6年生65名が参加し、委員が「いじめ」をテーマに人権教室を実施しました。12月には、原宿外苑中学校で人権教室を行う予定です。
くみんの広場に期待すること
これからも子どもたちをはじめ、皆さんが楽しめるようなくみんの広場を期待しています!