当畳研会は、昭和56年6月に若手畳従事者を中心に創設しました。当時、おやじ会として同業者の親睦を目的とした畳睦会がありましたが、現在の青年部にあたる二世会はありませんでした。そうしたことから、同業者の親睦のみならず畳について研究する「渋谷で畳店を営む若手二世会」として渋谷睦畳研会の名称で誕生しました。主な活動内容としては、消費者に伝統文化の畳についてわかりやすく説明しています。現在は、渋谷だけではなく賛同するすべての畳店が参加できるように名称を「畳研会」としています。
活動・事業内容
畳研会(じょうけんかい)は渋谷を中心とした畳店有志のグループです。毎月会合を開き、畳にかんする情報交換や、数年ごとに「い草」の産地・熊本へ研修に行き、産地問屋や「い草栽培農家」を訪ね、確かな商品をお届けするための勉強も重ねています。
近年は建築様式の変化に伴い、様々な素材やデザインの畳も増えています。カラーや琉球畳、置き畳、フローリング畳、薄畳など、バリエーションも豊富で、千種類以上ある畳縁も組み合わせれば、ご自分だけのオリジナル畳を見つけることも可能です。様々な畳表(たたみおもて)や畳床(たたみどこ)には、素材によってそれぞれ特徴があります。畳を使用する場所や状況に応じて、ご希望にあった畳をお選びいただけます。分からない事があれば、遠慮なく聞いてください。お好みの畳を選ぶお手伝いをさせていただきます。
くみんの広場の思い出
畳研会は渋谷フェスティバルに参加して早21年になる。毎年、始まる前は来場者に足を止めてもらえるのかと不安ばかりよぎるのだが毎年少しずつ内容を変え試行錯誤を繰り返した結果これまでに約5000人もの来場者の方々と出会えることができた。そしてこの出会いこそが何よりの思い出である。
今年はこのような形で残念ではあるが充電期間として準備を整え次回の新たな出会いを楽しみに待とう。